用語集

アクセスコントロール

セキュリティ的な意味合いでは、施設利用者に対しての入退室管理、通行制限を掛けること。常時、自動施錠が基本になり、その解除には様々な認証方式がとられる。コンピューターへの接続制限なども同じアクセスコントロールと呼ばれる。

認証方式

現在は様々な形でおこなわれている。鍵、ICカード、指紋認証、顔認証、虹彩認証(生体認証)などがある。生体認証、いわゆるバイオメトリックス認証は「なりすまし(本人ではないのにICカード等を利用して、セキュリティを抜ける)」に対して絶大な効果を発揮する。

セキュリティ

一般的に警備のことをセキュリティと呼ばれるケースが多いが、1つの扉、1つの引き出しにアクセスコントロールをかける事も立派なセキュリティである。

ICカード

接触型、非接触型があり、非接触型には「密着型」「近接型」「近傍型」「遠隔型」の4種類に別れる。「近傍型」、「近接型」がアクセスコントロールにはよく用いられている。近接型は3種類に分かれており、TypeAはオランダのフィリップスエレクトロニクスが開発したMIFARE(マイフェア)、TypeBは日本では住民基本台帳やIC付き自動車運転免許証、最後の1種類はソニーのFeliCa(フェリカ)がある。近接型はカードリーダーより10cm以内で反応する。「近傍型」で代表的なものは「EMカード(イーエムカード)」(周波数125khz)がある。

非接触カードリーダー

カードリーダー認証装置の一つ。リーダーは表面に磁界を発生させており、そこをICカードが通過すると電磁誘導現象が起こり、ICチップが起動する電力が発生する。ICチップの情報を読み込み、その照合結果を元に認証する。

電磁錠

電磁石を利用して施錠をおこなう電磁ロック(マグネットロック)。内部に複雑な構造を持たないので耐久性に優れている。鍵業界ではマグナロックと呼ぶ人もいるが、これは商品名であり電磁錠そのものを指す言葉ではない。様々な形の扉に取付けが可能で用途の幅も広い。(扉、木製扉、引き戸、門扉、引き出し、ショーケース、キーボックス、ロッカーなどに取り付け実績あり)

アクセスコントロール導入ケース

マンション
共用玄関
オートロックを導入しているマンションでは、共用玄関のキースイッチに代わり非接触カードリーダーを取り付ける。非接触なので指す手間も、磨耗による不具合も無くなり大変便利。

マンション通用口
駐車場などに直結しており、入居者が頻繁に出入りするため使用頻度が高いため鍵の故障が多発する。非接触カードリーダーと電磁錠を導入し、耐久性と利便性がアップ。

ごみステーション
入居者以外がごみを捨てられないように、常時施錠。解錠は共用玄関と同じカード、タグで行なう。

居室玄関ドア
電磁錠でオートロック化も可能。ICカード、タグで開け閉めする。あるいは補助錠を活用して常時施錠を行い、生体認証(顔認証、指紋認証)で開け閉めする。(鍵を持って出なくても解錠することができる)

病院・老健施設
病室
上部吊り方式のドアが多く、普通の電気錠では施錠不良が多く発生する。電磁錠を戸先に埋め込み施錠する。病室での盗難、患者のプライバシーもしっかり守られる。

薬品庫
無断持ち出しなどを防ぐために常時施錠。カードリーダーは履歴を残せるタイプを使用する。スタンドアローンでのシステム構成も可能。

非常口
電磁錠は電気が切れると完全にフリーで通行可能になるので、非常口に最適。様々な扉に取り付け可能なことから、建物の非常口はもちろん外部の金網にも取付けが可能なので、非難ルート沿いに取り付けることができる。もちろん火災報知器との連動や一斉解錠も可能。

教育施設
門扉
校門などの大型門扉やくぐり戸式の門扉など様々な大きさ、形の門扉がある。基本的に外部で雨風にさらされる場所にある為、電磁錠の耐久性を十分に発揮できる場所でもある。外部からの不審者の進入を防ぐことはもちろん、門からの飛び出し事故も防止できる。インターホンで対応し、遠隔操作が可能なので職員の負担減にもつながる。

企業
サーバー室
社内でも限られた人物のみ入室可能とするためにアクセスコントロールをかける。入室履歴を残し、問題があった際には確認が可能。室内でパーテーション等で仕切られているケースが多く、通常の電気錠が仕込めないケースが多い。電磁錠は後付けが可能なので、多く用いられる。さらにサーバーラックにも取り付け可能なので二重に制限することも可能。

事務室
事務室への入室制限はもちろん可能。個人の机の引き出し、重要書類の入った書類棚に電磁錠を仕込み、制限することも可能。

店舗
裏口
時間外などに施錠して、売り上げ集計中などに不審者が入らないようにタイマーを利用して時間帯で制限をかけることが可能。もちろん常時施錠も可能(頻繁に出入りがある場合もあるので使い勝手に応じてシステム設計)。

コンビニエンスストア、外食産業界
ショーケース
従来の方式は従業員が鍵を探して⇒開ける⇒中の商品を出す⇒再び鍵をかける、といった形だが、電磁錠を仕込み、オートロック化することによって、すべてのショーケースの共通のICカード、タグで開けることができ、締めれば自動施錠というスムーズな対応が出来るようになる。